本サイトの予測ロジックと検証方法

本サイトは「予測を、単純なベースラインと比較して、当たりも外れも毎週誠実に公開する」ことを最大の特徴としています。ここではその予測ロジックと検証方法を、できるだけ具体的に説明します。

使うデータ

予測・検証の対象は、資源エネルギー庁『石油製品価格調査』が公表する全国・都道府県別の週次平均小売価格です(レギュラー/ハイオク/軽油/灯油)。個々のガソリンスタンドの店頭価格(毎日・店ごとに変動)は対象にしていません。これは公式統計の週次平均であり、特定の店の価格ではない点にご注意ください。

予測モデル — 原油×為替を「ごく小さく」効かせる

小売価格は「原油の円建てコスト」(WTI ÷ 159 × 円/ドル)に遅れて追随します。ただし週次で見ると小売価格は非常に粘着的で、実測の週ごとの変化は中央値で0.2円/L程度しかありません。原油が1週間で数円動いても、小売はその週にはほとんど動かず、数週間かけてゆっくり反映されます。

そこで本サイトの週次モデルは、原油の変化をそのまま価格にぶつけるのではなく、「横ばいを基準に、原油の“持続的な”方向へごくわずかに傾ける」設計にしています。

なぜこんなに保守的にするのか。長期の代理データ(総務省・小売物価統計調査の月次ガソリン)では「原油→小売」の先行関係は有効でしたが、週次では「横ばい予測」がきわめて強い基準です(週ごとの変化が小さいため、ただ横ばいと言うだけで方向的中率は6割を超えます)。ここで月次の較正をそのまま週次に当てはめると+数円/Lの過大予測になり、横ばいに大きく負けます。実測の週次スケールに合わせて係数を絞ることで、平均誤差を横ばい並みに抑えつつ、原油方向へのわずかな手がかりを残しています。この設計が横ばいを実際に上回れるかは、検証ページの週次実測で正直に確かめていきます(現時点で「上回った」とは表示していません)。

ベースライン

予測の実力を測るために、「横ばい(翌週も今週と同じ価格)」というベースラインを必ず併記します。粘着的な価格では横ばい予測が意外に手強い基準になります。本サイトの予測がこの横ばいを、方向的中率・平均誤差の両面でどれだけ上回れるかが評価軸です。

検証の2軸

  1. 方向的中率: 翌週の値動きの方向(値上がり/値下がり/横ばい)を当てられたか。
  2. 平均誤差(MAE): 予測値と実測値の差の絶対値の平均(円/L)。ベースラインの誤差と比較します。

予測は公開後に書き換えず、外れた週も削除しません。公開日より前の期間は、同じロジックで過去データを遡って採点した「バックテスト」であることを明記します。実測が確定しない週は「判定保留」として集計から除外します。

本ページで説明する予測は、過去データにもとづく参考値であり、将来価格や節約効果を保証するものではありません。